中小企業診断士の年収は?1万人を調査した結果(公式データ)

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中小企業診断士として独立したいけど収入が不安。

ちまたで平均年収700万円とか言われているらしいけどほんと?どれくらい稼げるのかな?

 

こんな疑問に答えます。

 

■本記事の内容

  • ちまたのうわさをまとめるよ
  • 公式データを見ると中小企業診断士の年収は1,000万円!?
  • 周りの診断士に聞いてみた

この記事を書いている私は平成30年度の中小企業診断士試験に合格しました。
私も試験勉強中に何度も年収情報を調べました。
大変な勉強を乗り越えるためのモチベーションが欲しかったんですよね。

今回、いろんな情報が出回っている中、信頼できる情報をもとに調べてみたので報告しますね。

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ちまたの情報をみてみると

「中小企業診断士 年収」でポチっと検索。どんな情報があるかな〜?

 

「中小企業診断士 年収」でgoogle検索した結果を上位から見てみます。

平均年収と国税庁の年齢別階層年収との比率で独自で算出した結果になっております。

引用元:平均年収.jp

ほうほう、500万円〜か。上限はなし。なのか?ほかのサイトはどうかなー。


引用元:中小企業診断士のすべて

引用元:中小企業診断士のリアルガチな独立実情〔独立1年目の診断士に聞く〕

ここも同じくらいだね。ほかのサイトを見てもだいたい700万円〜800万円ってところだね。あれ?一般的なサラリーマンの年収ってどれくらいだっけ?

国税庁の調査を調べると、平均年収432万円となっています。

引用元:国税庁「平成29年分 民間給与実態統計調査」

この調査では「給与所得者」全員が対象となります。
つまり、パート・アルバイトや非正規雇用のひとも含まれます。

そうか、じゃあ上場企業のサラリーマンの年収はどれくらい?なんとか商事とか、あれこれ物産とかすごいらしいじゃん。

東京商工リサーチの調査がありました。

2018年3月期決算の上場企業1,893社の平均年間給与は620万8,000円(中央値608万円)で、前年より6万7,000円(1.0%増)増えた。

引用元:東京商工リサーチ「2018年3月期決算「上場企業1,893社の平均年間給与」調査」

上場企業だと620万円です。いわゆる正社員だけの統計はないのですが、ざっくりと700〜800万円くらいになるイメージでしょうか。

中小企業診断士の平均年収と同じくらいってことでしょうか。

ところで、そもそもだけど中小企業診断士の年収は、統計資料ないの?うわさだけがひとり歩きしているような。

 

中小企業診断協会の公式調査があったよ

一般社団法人中小企業診断協会では、平成22年と平成27年に会員中小企業診断士にアンケート調査を行い結果を公表しています。

各都道府県に協会があり、中小企業診断士は活動する自治体の協会に登録することが一般的のようですね。

平成27年の調査では9,475名を対象とし1,992名から回答を得ています。

さっそく見てみましょう。

コンサルタント業務の年間売上

引用元:J-Net21中小企業ビジネス応援サイト

ここから、

  • 500万円以上稼いでいるひとは72.8%
  • 800万円以上稼いでいるひとは52.9%
  • 1,000万円以上稼いでいるひとは38.0%

とわかります。

これはコンサルタントとしての売上なのでサラリーマンの年収と厳密には異なります。

ざっくりと、売上から経費を除いた分が年収のイメージになります。

ですがコンサルタント業の場合、仕入れなどがないため経費はさほどかからないため「コンサルタント業務の売上=年収」とみても大きな間違いではなさそうです。

例えば卸売業なら商品を仕入れて販売するので、最低限仕入れた分は費用となります。お団子やさんなら材料を仕入れて製造加工して商品となるので、最低限材料と製造人件費などが費用となります。

もちろん仮に個人事業主として確定申告する際には、事業運営上の各種経費を計上することになりますが、こちらの経費の範囲は逆に広く計上することも可能になるため、サラリーマンの年収と厳密に合わせることは難しくなります。

平均は1,016万円!?

この調査結果から平均をだすため、年収区分の中間の値をとって計算(ただし3,000万円位上は3,000万円とします)してみると、

結果は平均年収1,016万円となります。

平均という値の取り方についてはご意見様々だと思います。

上限が大きければ上に引きずられてしまいますので。

ですが、今回はほかの資料と比較するため平均を使っていることをご了承ください。

上場企業並って考えておけば間違いないのかな?

実際の声はどうなの?

私の周りの独立している中小企業診断士のひとから伺ったお話や、某協会からのお話を少しだけ紹介したいと思います。

例えば、不動産会社に勤めながら30代半ばに診断士資格を取得し、独立10年ほどのかた。。業務は全て公的診断です。顧問契約はなく、プロジェクト単位の業務です。地域の商工会や金融機関と関係を築き、そちらからの依頼が多いようです。

1,000万円は超えるよ。でも決まった休日なんてなく365日働いているようなもんだよ。やりがいある仕事だし自由度も高いから苦じゃないけどね。

例えば、金融機関に勤め中小企業大学校への派遣で診断士資格を取得し本部の管理職を務める50代はじめのかた。退職し転職か独立を考えていたところ地域の診断協会から言われました。

ぜひ独立してください。○○(地方都市)はたくさん仕事があるんですよ。3年間、2,000万円の仕事は保証しますよ。ただしはじめのうちはご自身より若い先生から勉強してもらうこともあると思いますが大丈夫ですか?

あるいは、都道府県に設置してある「よろず相談窓口」の相談員。月に10日ほどの業務で1日あたり3万円ほど。月30万円になります。独立したての診断士が固定収入を確保するために応募することが多いようです。

まとめ

中小企業診断士の年収について、ちまたのうわさからサラリーマンとの比較、アンケート調査と生の声の紹介を行ってきました。

今回のポイントをまとめておきます。

  • 中小企業診断士の平均年収、ちまたのうわさは700〜800万円
  • でもアンケート調査によると、1,000万円くらい
  • 実際の生の声でもそれ以上が可能みたい

みなさまの参考になれば幸いです。

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