
中小企業診断士の難易度ってどれくらい?
1年位勉強すれば合格するのかな。
社労士試験と迷ってるんだよね。
こんなお悩みにお応えします。
中小企業診断士試験の受験を考えてる方にとって、勉強時間がどれくらいかかるのかはとても重要ですよね。
難易度の尺度は色々あるかと思いますが、他の試験と目安の勉強時間を比較することでだいたいのイメージがわかると思います。
また実際に私が3ヶ月独学ストレート合格した経験から、本当のところどれだけ難しいのかお伝えしたいと思います。
必要勉強時間と合格率の目安を他の試験と比べる
資格の種類 | 必要勉強時間 | 合格率 |
---|---|---|
弁護士(法科大学院) | 6,000時間 | 40% |
公認会計士 | 3,000時間 | 10% |
司法書士 | 3,000時間 | 3% |
弁理士 | 3,000時間 | 7% |
税理士 | 2,500時間 | 10% |
不動産鑑定士 | 2,000時間 | 10% |
国家公務員Ⅰ種 | 2,000時間 | 6% |
米国公認会計士 | 1,500時間 | 35% |
TOEIC900点 | 1,500時間 | ― |
中小企業診断士 | 1,000時間 | 20%/20% |
社会保険労務士 | 1,000時間 | 7% |
TOEIC800点 | 1,000時間 | ― |
日商簿記1級 | 800時間 | 10% |
行政書士 | 600時間 | 7% |
宅地建物取引主任者 | 400時間 | 15% |
日商簿記2級 | 250時間 | 30% |
FP2級 | 250時間 | 30% |
こうやって見比べると中小企業診断士の難易度は中堅程度でしょうか。
もちろん勉強時間は個人差が大きいですので、あくまでもざっくりとしたイメージと考えてください。
合格までに1,000時間の勉強を要するとのことですね。同じような時間が必要な資格として、社会保険労務士とTOEIC800点があります。
私は赤字部分の試験に合格していますので、2,000時間の国家公務員Ⅰ種と1,500時間のTOEIC900点のレベルがどれくらいか知っています。
私の経験だと、国家公務員Ⅰ種は毎日10時間でまるまる1年間勉強したので少なくとも3,000時間はかかったと思います。
ただTOEIC900点については、大学で英語を専門的に学んでいたこともあり、試験対策として300時間程度だったのではないでしょうか?
これらと比べると中小企業診断士のレベル感は概ね妥当なのではないかと思えます。
がっつり勉強しなければ取れないが、頑張ればなんとかなるイメージでしょうか。
社会人にとっては最高峰かも!?
一般的な社会人にとって、一日のうち勉強時間に充てられる時間は2時間程度ではないでしょうか?
もちろん個人差が大きいですが、残業しなければいけなかったり、家事育児など家庭の仕事もあったりしますよね。毎日決まった時間を確保するのは大変だと思います。
それで週末にまとめて時間をとろうと思っても、気分が乗らない、家族との予定があるなどで時間を取れないこともありますよね。
そうすると1週間で2時間×平日5日の10時間と土日5時間の15時間がやっとのところではないでしょうか?
1年間だと780時間で1,000時間に届きません。余裕をみて1年半から2年間の勉強期間が目安になるのではないでしょうか?
税理士ほどの手堅い資格であれば会計事務所に努めながら10年以上かかって合格することも考えられます。
ですが独占業務がなくそれだけでは食えない資格にそんな何年もかけることは難しいでしょう。生活環境的にもモチベーション的にも2〜3年がやっとのところではないでしょうか?
ですので社会人が自己啓発的に取り組む資格としてはある意味で最高峰かもしれません。



社会人は週40時間勤務で年間2,000時間くらい働いているんだよね
実際に受験して分かった本当のところ



必要な勉強時間は本人次第だって分かってるけどさ、どれくらいで合格してるのか気になるよね
中小企業診断士試験は短期間の合格が可能です。
私は平成30年度試験に独学3ヶ月でストレート合格しました。勉強時間は300時間ほどになります。
なぜこのような短期間での合格が可能だったかというと、自分の特性と試験の特性がマッチしたからです。
人によって得意なことは違いますよね?暗記が得意な人や計算が得意な人。また試験も問われる内容や問い方に特徴があります。
私の場合だと、勉強を始める前からある程度中小企業診断士試験に求められるような知識がありました。これは勉強を始めてから分かったことですが、多くの試験科目に実務として関わったことがあったので、それなりのイメージができ違和感なく取り組むことができました。
またコンサルという仕事自体に興味があり、当時のキャリアも遠からずコンサル的な要素がありました。そのため経営全般への感度は高かったと思います。
さらに私は暗記よりも考えて答えをだすことを得意としています。というより暗記が苦手ってことです。また学生時代は国語が得意でした。
一方、中小企業診断士試験の特徴は、幅広い知識が求められながらも、暗記よりも考え重視であるということです。
同レベルの社労士試験と比較すると圧倒的に記憶すべき事項は少ないように思えます。社労士試験を受験したわけではないですが。
私は1次試験の幅広さはこれまでのキャリアと経営への関心で乗り越え、2次試験は国語力で突破したようなイメージです。
ですので、同じような特性を持つ方にとっては短期合格のチャンスありだと思います。
- 難易度は中程度
- 合格目安は1,000時間だけど300時間も可能
- 知識の広さと国語力が重要
みなさまの参考になれば幸いです。



なんだかイケそうな気がしてきたよ。
パオーン。
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