中小企業診断士1次試験の科目別合格率(の真実を求めて)

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今年どれを受験しようか考えてる人「科目ごとの合格率ってどれくらいなんだろう?今年は時間ないから合格率高いやつに挑戦したいな。」

こんな疑問に答えます。

 

■この記事の内容

  • 科目別合格率の推移
  • 注意書き
  • 合格率の真実(推計)

私は平成最後の診断士試験に独学3ヶ月で1次2次ストレート合格し、令和元年5月に診断士登録をしました。

1次試験は7科目ありますので、勉強期間が短い場合は全ての科目ではなく、いくつかの科目に絞って準備することもあるかと思います。

その際には自分の得意分野と試験の難易度を見定めながら科目選択をすることと思います。

ですので今回は、公開されている範囲での科目別合格率をまとめるとともに、一定の仮定をおいた、科目別合格率の真実をさぐりたいと思います。

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中小企業診断士1次試験 科目別合格率の推移


中小企業診断協会の資料を加工

中小企業診断協会では過去の試験結果・統計資料を公開しています。その中で科目別の合格者数が掲載されていますので、科目ごとの合格率を算出しました

科目ごとの推移を見ると、合格率30%を超える年もあれば10%以下のこともあります。

科目としての難易度をみたいので、平成19年から平成30年までの受験者数と合格者数の合計により合格率を算出すると、以下のようになります。

この数字に1次試験合格者は含まれていません

中小企業診断協会が公表する上記資料の「科目合格者数」には、試験合格者数は含まれていません。つまり科目受験者のうち、科目合格したけど1次試験は不合格となったひとの数を示しています。

ですので、1次試験合格者の分だけ合格率が低く算出されています。本来の科目ごとの合格率は上記の表より高くなることが予想されます。

1次試験合格者の科目合格者数も公開してくれれば正確な合格率が分かるのですが、残念ながら公開されていません。

なので、本当の合格率を推計してみる

例えば、平成30年度の経済・経済政策では、

受験者数11,548人、科目合格者数3,048人で、合格率26.39%です。

このとき、1次試験合格者は3,236です。

仮に1次試験合格者の全員が経済学・経済政策に科目合格しているとすると、科目全体での合格者は3,048+3,236=6,284人で合格率54.41%となります。

1次試験の合格基準は、各科目40点以上かつ平均60点以上ですので、60点以上が1科目だけでも合格する可能性があります。

なのであくまでざっくりと、科目合格者より1次試験合格者のほうが科目合格率が高いという前提で、一律10%をプラスしてみます。

なぜ10%かというと、それは雰囲気です!

仮説なので、感覚的に妥当な範囲で適当に入れてみればOKです。

1次試験合格者数の推移

経済学・経済政策

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中小企業経営・中小企業政策

H19~30のほんとうの合格率(推計)

どうでしょう?

なんとなく勝手に推計してみましたけど、それっぽい感じしてきません?

そしてですね、当初の1次試験合格者を除いた合格率だけを見てると、なんとなく難しそうだなーと暗い気持ちになりませんか?

なので、少しだけ考えを進めて推計してみると、「あ、そんな感じか」と前向きな気持になれるかもしれません。なっていただけていたらうれしいです。



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