【体験談】実務補習第1クール(前半)

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グループワークって苦手なんだよな、、、しかも社長からヒアリングって何聞けばいいんだよ?報告書ってひな型あるの???

こんな不安にこたえます。

■まとめ

・中小企業診断士試験の実務補習の体験談を語る
・今回は第1クールの前半部分

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 私は平成最後の実務補習15日間コースを受講しました。

私は受講前、不安でいっぱいでした。受講さえすれば落ちることはないとはいえ、適当なことは出来ない。実務補習で指導役の先生に認められ、華々しく診断士デビューするんだと意気込む気持ちと、一方では基本的にはコミュ障で、グループワーク大嫌い、セミナーとかで「アイスブレークしましょう!となりの人を他己紹介!」とか言われた日には講師を一生恨みます、みたいな感じなのでとても怯えていました。

ですが、こんな私でも無事に15日間の実務補習を終え、晴れて中小企業診断士に登録することができたので、不安におびえる受講生の参考になれば幸いです。

実務補習って何?ってかかたはこちらをご覧ください。

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受講前のごたごた

私はサラリーマンです。実務補修に参加するには会社を休む必要があります。それも短期間に10日ほど。月から金の平日に開催されるのは6日なのですが、我が社は繁忙期の土曜日も出勤日となるため、タイミング悪く10日の休暇が必要になりました。

これ会社の研修に認めれもらえないかな?
有給休暇10日も残ってないし。受講料15万円+旅費も会社が出してくれたりしないかな?

しませんでした。残念。

後日、研修仲間との話で所属組織によってサポート体制がまちまちだということが分かりました。例えば、金融機関系はサポートが厚い傾向にありました。某銀行は受講料も旅費も会社負担で研修も業務扱いとのことでした。さらに、仮に2次試験不合格だとしても中小企業大学校に会社負担で通うことができるとのこと。金融機関は中小企業支援に力を入れているようですね。また某上場企業は諸々の会社負担はないけど、資格を取れば毎月◯万円の手当が出るとのことでした。一方で、全く何の支援もなく、むしろ会社休むことを中々了承頂けないという方もいました。これは会社の方針ですのでどうしようもないです。

あなたの会社はどうですか?費用負担は難しい面があるかもしれませんが、予め周囲の仲間から応援してもらえるような関係づくりをしていると安心して研修に取り組むことができます。休暇を取るだけでなく、平日の出社期間も作業に追われることになります。

ちなみに、私の会社は中小企業の支援を生業にしているので、とても応援している、是非とも資格をとるようにとの激励を頂いていましたが、費用負担は別問題だとのこと。厳しいですね。ですが周囲の皆さんに協力いただけたおかげで、研修期間中の仕事をスムーズにまわすことができました。

1日目(金曜日)

会場はお隣の県のため早朝から新幹線で向かいます。遅刻が怖くかなり早めに出発したので会場に着いたのは1時間以上前。最寄りの喫茶店で時間を潰します。周りを見渡すと同じように研修に参加するのではないかと思える人がたくさんいますね。ただの思いこみでしたが。

時間なので会場に向かいます。会場を見渡すと30代少々、40代以降が大多数の様子です。いました、チャラそうな彼が。2次試験会場で見かけたLDH系の方で、試験会場内で目立っていたのでよく覚えています。どうか同じチームになりませんように。

診断協会ご挨拶にはじまり、実務補習の概要説明を受けます。すぐにでもチーム毎に準備し会社訪問してくださいとのこと。さっそく指導員の先生とチームで集まります。LDHの彼も一緒です。話してみるとをめっちゃいい人、すぐに意気投合です。さっきまでの自分ごめんなさい。なんと私のチームはほとんどが30代で非常に若いチームです。

そして役割分担を決めます。班長、会計などのチーム運営上の担当と、外部環境担当、マーケティング担当、製造担当、組織担当など診断報告書のテーマの担当を決めます。
次に訪問する企業様の情報(概要や決算書など)を見てチームでヒアリング項目を決めます。この段階では最終的なアウトプットを具体的にイメージできず、何を聞くべきかふわふわです。ここまででおよそ1~2時間が経過しました。

そして協力いただく企業様を訪問すべく移動します。あわただしいです。訪問先までは一時間以上かかります。移動の間もどうすべきか協議したり、互いのキャリアや生活について話したりしてメンバーとの距離も縮まります。訪問先に近づくにつれ緊張と不安が大きくなると同時に、中小企業診断士として第一歩を踏み出しているような気がして胸が高鳴っていました。

ちなみにお昼ご飯は移動中にいただきました。スケジュールの関係上、どうしてもお店でゆっくり食べる時間がなかったため、コンビニで買って外でもぐもぐです。おじさん集団がコンビニの外でおにぎりやサンドイッチを食べます。先生によると「さすがにこんなケースははじめてだ」とのことです。

訪問先に到着です。

誰から先に入る?靴は脱ぐの?あの人が社長さんかな?どこに座ればいい?

そういえば、受講生の所属組織と訪問先に利害関係がありうるので、基本的に所属元の名刺は訪問先企業様には渡しません。webを見ると、登録前の診断士としてオリジナル名刺をつくるといいよ!という記事もあります。私が参加した実務補修ではオリジナル名刺をつくっている人はほとんどいませんでした。

私は意気込んでオリジナル名刺を作ったのですが、周りが誰も作っていなかったので、そっとカバンにしまい込みました。

そしてさっそく指導役の先生から趣旨説明いただき、あとはこちらにおまかせ。リーダーが口火を切り、各々順番に聞きたいことを聞いていきます。一巡したらあとは乱打戦です。各自が何かしらの仮説を検証するための質問を投げかけますが、そのストーリーの途中でまた違う人が違う観点から質問し、とはいえ他の人の仮説検証が完了するのを待っていたらこちらの質問時間がなくなるので、申し訳無さを感じつつも自分の質問を挟み込む。最後に現場視察してトータル2時間くらいでしょうか。あっとゆう間に終わりました。

会場に戻ります。軽い情報共有を小1時間程度。この日は初日なのでチームメンバーで懇親会を催します。業界が似通っていたり、以前のキャリアの取引先だったり、他県同士なのに何かしらのつながりがあるものですね。同じように試験勉強の苦労を乗り越えてきた仲間たちなのでお互いをリスペクトです。宴もたけなわですが、翌日に備え早めの解散、予約したホテルへ。

2日目(土曜日)

チーム毎に会議室があてがわれます。今日は朝から夕方までずっと協議と作業です。今日のゴールは、報告書の大まかなストーリーを固めること。現状を確認し、改善(案)の方向性を決めます。冒頭に指導役の先生から、今後のスケジュール確認と本日の主旨説明があり、あとはご自由にとのこと。

リーダーが仕切り協議開始です。とりあえず昨日のヒアリング結果の共有です。それぞれ何を聞いてどんな回答があったか、どんな意図で何を確認したかったのか、結果としてどうかなどなどをまとめます。なるほどなんとなく全体の状況がわかってきました。

で、最終的なアウトプットはどうなんだと。ちょっと報告書のイメージができませんよねと。そんな意見がちらほら出たところで、指導役の先生が過年度の報告書サンプルを見せてくれます。さらに、実は自分の先輩がデータをくれて、という人もいて、ゴールのイメージをみんなで共有。もちろん個別企業の情報は伏せたものです。これは先生や仲間次第なのでサンプルを見れないこともあると思います。

というところで午前中が終了。みんなでランチへ。

午後のゴールは、方向性と各自の宿題を決めること。時間というものはこんなにも早く進むものかと、そして協議とはこれほどまでも中身がなくなるものかと、もはや何を議論し何を決めたのかも誰の記憶にもないと。しかし疲労感は半端ない。とりあえず、初日に決めた担当テーマについて、過年度報告書を参考に10ページほど書いてくるという宿題を決め、解散。疲れた。

以上が実務補習第1クールの前半になります。翌日から最終日までは次の記事にまとめます。少しでも雰囲気が伝わり不安が解消できたら幸いです。後半はこちら。

あらかじめ読むべき本はこちら。

そもそも実務補習って何?って方はこちら。

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